JIS X 25040改正原案作成委員会

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第3 種専門委員会

JIS X 25040改正原案作成委員会

<2025年度委員会活動報告>

委員長  菊地 奈穂美(沖電気工業株式会社)

1. 経緯

1.1 委員会設立の目的
現行のJIS X 25040:2014“システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)-評価プロセス”の改正原案を作成し、タイトルを“システム及びソフトウェア技術-システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)-品質評価の枠組み”として作成するために設立された。


1.2 JIS 原案の改正に至る経緯及び規格内容
現行のJIS の対応国際規格ISO/IEC 25040:2011 について、JTC 1/SC 7/WG 6 において改訂作業が行われ、ISO/IEC 25040:2024 が発行された。主な変更点は、評価対象をソフトウェアから、ICT 製品、データ及びIT サービスへの拡大、更に、近年のICT 業界及びその適用業界の技術面、環境面及び適用場面の変化に対応して最新化された。規格内容は、評価の種類を“要求事項適合性確認”から4 タイプ(特定の利用状況への適合性、品質標準への適格性確認、要求事項の充足確認、市場への適合性)のための品質評価に拡大している。また、システム及びソフトウェアライフサイクルプロセスに関するISO/IEC/IEEE 15288:2023(JIS X 0170:2025)並びに要求工学プロセスに関するISO/IEC/IEEE 29148:2018(JIS X 0166:2021)との整合を図っている。

2. 作業内容

2.1 作業の進め方

本委員会は、対応国際規格の作成を担当している一般社団法人情報処理学会 情報規格調査会JTC 1/SC 7/WG 6 国内小委員会メンバーで構成し、ISO/IEC 25040:2024 に対するJIS 原案作成を2025 年7 月~2026年2 月に実施し、対応国際規格のIDT として翻訳JIS 及び解説を作成した。

翻訳作業は、対象箇所の翻訳案作成とレビューを分担し、レビュー及び修正を数回繰り返すことにより進め、委員会を開催して検討が必要な訳についての審議を行った。本規格で採録された語には、関連する他のSQuaRE 規格のJIS で定義されている用語が多数あることから、SQuaRE 規格のJIS が存在する語についてはそれらとの整合を取るようにした。また、定義用語や概念で現行規格JIS X 25040:2014 から変更がないものは継続性を考慮して訳を採用するようにした。
解説では、現行規格JIS X 25040:2014 からの変更点を理解しやすいように情報を整理して提供した。


2.2 作業中問題となった点

この規格は、対応国際規格のIDT として作成したことから、記載内容についての議論はなかったが、翻訳に関して審議の結果、主なものには次がある。
  • source は情報などの出所を示しており、品質測定の測定対象(成果物など) の文脈では“測定源”、品質基準の文脈では“情報源”とした。
  • プロセス定義の構成要素としてのactivity は“アクティビティ”と表記し、プロセスで実行するactivity を含めた一般的な意味の場合は“活動”とした。
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