IT アセットマネジメント規格群JIS 原案作成委員会

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第3 種専門委員会

IT アセットマネジメント規格群JIS 原案作成委員会

<2025年度委員会活動報告>

委員長 高橋快昇(一般社団法人 IT 資産管理評価認定協会)

1. 経緯

1.1 委員会設立の目的
IT アセットに関係する国際規格は,ISO/IEC JTC 1/SC 7/WG 21(Information technology asset management)でISO/IEC 19770 シリーズ(IT asset management systems)として開発されている。主要な規格として,マネジメントシステムへの要求事項を制定した規格及びIT アセットの情報構造を制定した規格がある。前者は,ISO/IEC 19770-1:2017(Requirements)である。後者には,IT ソフトウェアの情報構造を規定したISO/IEC 19770-2:2015(Software identification tag),IT アセットの権利書の情報構造を規定したISO/IEC 19770-3:2016(Entitlement schema),IT アセットの資源利用測定の情報構造を規定したISO/IEC 19770-4:2017(Resource utilization measurement)及びIT ハードウェアの情報構造を規定したISO/IEC 19770-6:2024(Hardware identification tag)がある。

これらの国際規格に対応した日本産業規格としてJIS X 0164 規格群(IT アセットマネジメント)があるが,ISO/IEC 19770-6:2024 を除く国際規格を基礎とした日本産業規格は全て制定されている。
日本産業規格がまだ制定されていないIT ハードウェアの情報構造について,ISO/IEC 19770-6:2024(以下,対応国際規格という。)に整合させて,JIS X 0164-6:0000(ハードウェア識別タグ)としてJIS を制定するために, IT アセットマネジメント規格群JIS 原案作成委員会を設立した。

 1.2 JIS 原案の作成に至る経緯及び規格内容
JIS 原案の対応国際規格は,2010 年のJTC 1/SC 7 の総会で,組み込みソフトウェアの情報構造を制定する規格として開始されたが,WG 21 がソフトウェアだけでなく密接に関連しているハードウェアも取込んだITAM(IT Asset Management)の規格開発を行うワーキンググループ(WG)となるに及んで,組み込みソフトウェアはISO/IEC 19770-2 で,IT ハードウェアはISO/IEC 19770-6 で規格化しようということになった。2019 年3 月に新作業項目(NP)として正式にISO/IEC 19770-6 が承認され,2 回の委員会原案(CD),国際規格原案(DIS)の投票を経て2023 年に最終国際規格案(FDIS)が承認され,2024 年1 月に国際規格(IS)として発行された。主な規定項目は,次のとおりである。
  • 適用範囲
  • 引用規格
  • 用語、定義及び略語
  • 適合性
  • 相互運用性
  • HWID プロセスの実装
  • ハードウェア識別子ファイルデータの仕様

2. 作業内容

2.1 作業の進め方
国際規格原案を委員に割当,JIS 原案のレビュー版を作成し,2025 年4 月から2026 年1 月まで月1 回のレビューを全体で行い提出用JIS 原案を作成した。


2.2 作業中問題となった点
用語について,既に発行されている他のJIS 0164 規格群に合わせるようにしたが,不揃いな用語もあったのでできるだけ統一した。
対応国際規格では,XML,JSON の要素及び属性の記述で大文字と小文字の使い方が統一されていない箇所があったため,JIS化では統一した。
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