SC 6 専門委員会(通信とシステム間の情報交換)
第1 種専門委員会
SC 6 専門委員会(通信とシステム間の情報交換/ Telecommunications and Information Exchange Between Systems)
<2021年度委員会活動報告>
委員長 高山 佳久(ソニーグループ(株))
1. スコープ
オープンシステム間の情報交換に関する通信分野の標準化を担当している.例えば,物理層,データリンク層,ネットワーク層,トランスポート層,セッション層,プレゼンテーション層及びアプリケーション層のプロトコルやサービス,ディレクトリやASN.1のほか,MFAN,NFC,PLC,Future Networks,OID等がある.
加えて,ISO,IEC,ITU規格との調和及びIEEE,IETF等との実効的な共同作業を行っている.
加えて,ISO,IEC,ITU規格との調和及びIEEE,IETF等との実効的な共同作業を行っている.
2. 参加国
幹事国(韓国),議長Hyun Kook Kahng氏(韓国).WG 1(物理及びデータリンク層),WG 7(ネットワーク,トランスポート及びフューチャネットワーク)及びWG 10(ディレクトリ,ASN.1及び登録)のコンビーナはそれぞれ中国,韓国,フランスが担当している.日本は,次の規格のエディタを務めている。
・ISO/IEC 18092 – Near Field Communication – Interface and Protocol (NFCIP-1)
・ISO/IEC 21481 – Near field communication interface and protocol 2 (NFCIP-2)
・ISO/IEC 23917 – NFCIP-1 Protocol test methods
・ISO/IEC 17982 – Close Capacitive Coupling Communication Physical Layer (CCCC PHY)
・ISO/IEC TR 22512 – Guidelines for the implementation of ISO/IEC 17982:2012
Pメンバは19カ国,Oメンバは34カ国.主な参加国は,韓国,中国,アメリカ,オーストリア,イギリス及び日本である。
・ISO/IEC 18092 – Near Field Communication – Interface and Protocol (NFCIP-1)
・ISO/IEC 21481 – Near field communication interface and protocol 2 (NFCIP-2)
・ISO/IEC 23917 – NFCIP-1 Protocol test methods
・ISO/IEC 17982 – Close Capacitive Coupling Communication Physical Layer (CCCC PHY)
・ISO/IEC TR 22512 – Guidelines for the implementation of ISO/IEC 17982:2012
Pメンバは19カ国,Oメンバは34カ国.主な参加国は,韓国,中国,アメリカ,オーストリア,イギリス及び日本である。
3. トピックス
a) Virtual総会及びWG会議:2021年08月20日~09月10日開催.韓国,中国,アメリカ,イギリス,オーストリア,カナダ,スウェーデン,スペイン,ドイツ及び日本が出席.
b) EEE 802シリーズ技術仕様のPSDO fast-track手続きによる提案案件の審議.今後の対象案件においては知的財産に関する問題がないことも確認することとなった.
c) 日本提案に基づくISO/IEC 21481(NFCIP-2)の改正プロジェクト,IS発行.
d) 日本提案に基づくISO/IEC 17982(CCCC PHY)の改正プロジェクト,IS発行.
e) ISO/IEC 23917(NFCIP-1プロトコル試験方法)及びISO/IEC 19369(NFCIP-2試験方法)の5年見直しによる改正プロジェクト,CDステージへ進行.
f) 日本提案に基づくISO/IEC 18092(NFCIP-1)の改正プロジェクト,CDステージへ進行.
g) ISO/IEC 21558,ISO/IEC 21559及びISO/IEC 4396(フューチャネットワーク)の審議.
h) ISO/IEC 8824シリーズ及びISO/IEC 8825シリーズ(ASN.1及び符号化規則)のメンテナンス.
i) ISO/IEC 9594シリーズ(ディレクトリ)のメンテナンス.
g) 韓国提案ISO/IEC 4005(低高度ドローンネットワーク)の審議.
k) 中国提案ISO/IEC 5021(無線LANアクセス制御)の審議.
l) ISO/IEC 29168シリーズ(オブジェクト識別子解決システム)の審議.
m) AG 1(ウェアラブルデバイス向け通信規格の調査)の継続(コンビーナ:韓国).
n) AG 2(SC6の既存規格の概念及び用語)の継続(コンビーナ:中国).
o) G 3(システマティックレビュープロセス)の設置(コンビーナ:韓国).
p) AHG 1(フューチャネットワークにおけるブロックチェーン利活用検討)の解散.
q) AHG 2(Trustworthiness)の継続(コンビーナ:中国).
r) 規格投票件数及び制定数は次のとおりである.
b) EEE 802シリーズ技術仕様のPSDO fast-track手続きによる提案案件の審議.今後の対象案件においては知的財産に関する問題がないことも確認することとなった.
c) 日本提案に基づくISO/IEC 21481(NFCIP-2)の改正プロジェクト,IS発行.
d) 日本提案に基づくISO/IEC 17982(CCCC PHY)の改正プロジェクト,IS発行.
e) ISO/IEC 23917(NFCIP-1プロトコル試験方法)及びISO/IEC 19369(NFCIP-2試験方法)の5年見直しによる改正プロジェクト,CDステージへ進行.
f) 日本提案に基づくISO/IEC 18092(NFCIP-1)の改正プロジェクト,CDステージへ進行.
g) ISO/IEC 21558,ISO/IEC 21559及びISO/IEC 4396(フューチャネットワーク)の審議.
h) ISO/IEC 8824シリーズ及びISO/IEC 8825シリーズ(ASN.1及び符号化規則)のメンテナンス.
i) ISO/IEC 9594シリーズ(ディレクトリ)のメンテナンス.
g) 韓国提案ISO/IEC 4005(低高度ドローンネットワーク)の審議.
k) 中国提案ISO/IEC 5021(無線LANアクセス制御)の審議.
l) ISO/IEC 29168シリーズ(オブジェクト識別子解決システム)の審議.
m) AG 1(ウェアラブルデバイス向け通信規格の調査)の継続(コンビーナ:韓国).
n) AG 2(SC6の既存規格の概念及び用語)の継続(コンビーナ:中国).
o) G 3(システマティックレビュープロセス)の設置(コンビーナ:韓国).
p) AHG 1(フューチャネットワークにおけるブロックチェーン利活用検討)の解散.
q) AHG 2(Trustworthiness)の継続(コンビーナ:中国).
r) 規格投票件数及び制定数は次のとおりである.
1) 2021年度中の投票件数
NP:0件,CD:9件,DIS:12件,FDIS:19件,DCOR:0件,SR:12件,CIB:10件
2) 2021年度中
IS:32件(新規:5件,改正:15件,追補:12件)
4. 日本対応/方針
技術的記載内容を確認して必要なコメントを作成する.国際ISO/IEC JTC 1/SC 6委員会投票案件については,SC 6専門委員会内にて審議を行い総合的に判断して,賛成,反対,棄権投票及びコメント送付を実施している.国際ISO/IEC JTC 1委員会投票については,コメント案を含めて,賛成,反対,棄権どの態度をとるべきかを技術委員会へ付議している.
5. その他
SC 6専門委員会では,電子メール及びWeb会議ツールなどを駆使して案件審議の効率化を図り国際案件審議に必要な意見交換を実施している.