SC 38 専門委員会 (クラウドコンピューティングおよび分散プラットフォーム)
第1 種専門委員会
SC 38 専門委員会(クラウドコンピューティング及び分散プラットフォーム/Cloud computing and distributed platforms)
<2021年度委員会活動報告>
委員長 鈴木 俊宏(日本オラクル株式会社)
1. スコープ
クラウドコンピューティングと分散プラットフォームの分野における以下のような標準化.
- 基礎的な概念と技術
- 運用上の問題
- クラウドコンピューティングシステム間および他の分散システムとの相互作用
2. 参加国
50加国(Pメンバ:26加国,Oメンバ:24加国)
幹事国(米国:ANSI),議長(Anish Karmarkar:米国Oracle),
日本からのエディタ引き受け状況等:
幹事国(米国:ANSI),議長(Anish Karmarkar:米国Oracle),
日本からのエディタ引き受け状況等:
- Liaison Representatives to SC 32/WG 6:鈴木俊宏(日本オラクル株式会社)
- Liaison Representatives to SC 42:鈴木俊宏(日本オラクル株式会社)
- Liaison Representatives to JTC 1/WG 13:鈴木俊宏(日本オラクル株式会社)
- Liaison Representatives to JTC 1/AG 2:鈴木俊宏(日本オラクル株式会社)
- Liaison Representatives to JTC 1/AHG 4:鈴木俊宏(日本オラクル株式会社)
- SC 42 Liaison Coordination Group (LCG) Convenor:鈴木俊宏(日本オラクル株式会社)
- JTC 1/WG 13 Liaison Coordination Group (LCG) Convenor:鈴木俊宏(日本オラクル株式会社)
3. トピックス
今年からSC 38 ChairがSteve Holbrook (米国IBM)からAnish Karmarkarに交代になり,Steve Holbrookが推進した他団体とのコラボレーションを更に推進すべく,新しい施策に着手している.例えば,SC 38では以下のアドバイザリーグループを再編し将来の国際標準化戦略の検討と外部に対するアウトリーチにフォーカスすることになった.
- SC 38/AG 1 – Stakeholder engagement
- SC 38/AG 5 – Long-term roadmap
- ISO/IEC 22123-1:2021 Cloud computing — Part 1: Vocabulary
- ISO/IEC CD 22123-2 Cloud computing — Part 2: Concepts
- ISO/IEC NP 22123-3 Cloud computing — Part 3: Reference architecture
- ISO/IEC AWI 5140 Concepts for multi-cloud and the use of multiple cloud services
- ISO/IEC PWI 11034 Trustworthiness of cloud services
- ISO/IEC PWI 10866 Digital sovereignty and organizational autonomy
4. 日本対応/方針
日本はプロジェクトエディタを排出していないが,積極に寄書を提出すると共に,多くの国際リエゾンを担当するなどSC 38内外の活動の連携強化に注力しSC 38が開発する規格が孤高の国際規格にならないよう気を配っている.
5. その他
情報規格調査会ではSC 38専門委員会を概ね毎月開催し日本の法規制,ガイドライン,習慣と齟齬がないようにSC 38に対し働きかけをおこなっている.