SC 32専門委員会 (データ管理及び交換)

第1 種専門委員会

SC 32専門委員会 (データ管理及び交換/Data management and interchange)

<2025年度委員会活動報告>

委員長 土田 正士(東京都立大学)

1.スコープ(担当範囲・目的)

SC 32は、情報システムのローカル及び分散環境でのデータ管理のための標準開発、また個々の分野のデータ管理機能を協調させる技術を提供することをスコープとする。現在、開放型電子データ交換を扱う「eビジネス」、メタデータの管理と交換を扱う「メタデータ」、関係データベース言語SQL及びグラフ問合せ言語GQLを扱う「データベース言語」、「データ利用」について作業グループを設置し標準開発を進めている。

2.国内活動内容

(1)開催状況

2025年度は、以下の日程で計6回の専門委員会を開催した。いずれもZoomを用いたオンライン開催、または機械振興会館を併用したハイブリッド開催にて実施した。

  • 2025年5月14日(米国から主催して開催)
  • 2025年7月15日
  • 2025年9月17日
  • 2025年11月19日
  • 2026年1月21日
  • 2026年3月18日

(2)主な審議事項

ISO/IEC 15944シリーズ、19763シリーズ、11179シリーズ、9075(SQL)シリーズ、39075(GQL)シリーズ等の各投票案件(SR, FDIS, CD, DAMD等)について、専門委員会での審議を通じ、回答処理票の作成および投票を実施した。

3.国際会議へのアウトプット(成果)

(1)提出文書・コメント
  • ISO/IEC DIS 40500 (WCAG 2.2) に対する日本提案コメントシートの提出
  • ISO/IEC 9075シリーズ(SQL)等に対するSC32 WG3回答処理票・コメントシートの提出(2026年1月)
  • ISO/IEC 9075シリーズ(SQL)のDCORに対するSC32 WG3回答処理票・コメントシートの提出(2026年3月)


(2)国際会議での貢献
  • 上記規格の投票に際し、国内関係者および専門委員会との合意形成を経て、日本としての技術的意見をコメントシートとして策定・提出し、審議に貢献した。


(3)成果・影響
  • 日本の技術的観点や要件を反映したコメントの提出により、国際規格の品質および妥当性の確保に寄与した。

4.課題

(1)国内審議における課題
  • タデータやeビジネス、データベース言語等の専門分野において、国内の審議・回答案作成を担える専門家を確保すること。

5. 次年度の予定(見通し・計画)

(1)審議予定の規格案

  • ISO/IEC 9075 (SQL) シリーズ及びISO/IEC 39075 (GQL) の次期改版(2027年中の規格化に向けた作業)
  • ISO/IEC 29075 (Function Libraries) 第1部、第2部のDIS投票に向けた作業



(2)国際会議への参加予定

  • 2027年5月24日~28日:SC 32 総会(ソウル、韓国)への参加
  • 各WGの定期的オンライン会議への継続参加



(3)委員会としての重点事項

  • データベース言語分野におけるRAG/AIサポート等の重要課題への継続貢献
  • 専門家リソースの確保と次世代への知見継承