SC 28 国内委員会(オフィス機器)
第1種専門委員会
SC 28国内委員会(オフィス機器/Office Equipment)
<2023年度委員会活動報告>
委員長 小澁 弘明
1. 概要
SC 28の担当範囲は下記に示される.
Standardization of basic characteristics, test methods and other related items of products such as 2D and 3D Printers/Scanners, Copiers, Projectors, Fax and Systems composed of their combinations, excluding such interfaces as user system interfaces, communication interfaces and protocols
• オフィス機器は,日本が主要生産国であるので,主導権をとりながら活動を行っている.
• Pメンバは12カ国,Oメンバは19カ国となっている.
• 議長及び幹事国は2002年以降引き続き日本が引き受けている.
• 現在のSC 28は1つのAdvisory Group(AG)及び5つのWGから構成されている.中長期戦略を議論するAG,Consumables消耗品:WG 2,機器の生産性:WG 3,Image Quality Assessment画質評価:WG 4,オフィスカラー:WG 5,サステナビィリティ:WG6がそれぞれのテーマを担当している.日本は,WG4・WG5・WG6のコンビナを務めている.
• 一方, SC 28国内委員会は従来通り一般社団法人ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)において運営され,国際に対応する1AGJ,5WGJ体制で審議を行っている.
• 2023年度の国際会議としては,第34回総会(6月15/16日 F2F一部リモート会議)及び,各AG会議が開催され,日本から参加した.
Standardization of basic characteristics, test methods and other related items of products such as 2D and 3D Printers/Scanners, Copiers, Projectors, Fax and Systems composed of their combinations, excluding such interfaces as user system interfaces, communication interfaces and protocols
• オフィス機器は,日本が主要生産国であるので,主導権をとりながら活動を行っている.
• Pメンバは12カ国,Oメンバは19カ国となっている.
• 議長及び幹事国は2002年以降引き続き日本が引き受けている.
• 現在のSC 28は1つのAdvisory Group(AG)及び5つのWGから構成されている.中長期戦略を議論するAG,Consumables消耗品:WG 2,機器の生産性:WG 3,Image Quality Assessment画質評価:WG 4,オフィスカラー:WG 5,サステナビィリティ:WG6がそれぞれのテーマを担当している.日本は,WG4・WG5・WG6のコンビナを務めている.
• 一方, SC 28国内委員会は従来通り一般社団法人ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)において運営され,国際に対応する1AGJ,5WGJ体制で審議を行っている.
• 2023年度の国際会議としては,第34回総会(6月15/16日 F2F一部リモート会議)及び,各AG会議が開催され,日本から参加した.
2. 議長,幹事国の引き受け
• 議長はJBMIAの伊藤丘氏,幹事はエプソンの濱田信明氏が務めている.
• 議長のリーダシップと公正な態度は,参加各国から高く評価され,SC 28国際標準化活動は順調に推移している.
• 伊藤国際議長任期更新に当たり、再任が決議された(Resolution Korea 7/2023).
• 議長のリーダシップと公正な態度は,参加各国から高く評価され,SC 28国際標準化活動は順調に推移している.
• 伊藤国際議長任期更新に当たり、再任が決議された(Resolution Korea 7/2023).
3. 第34回総会
ISO/IEC JTC1/SC28(Office Equipment) 第34回総会が、KATSとHP Printing Koreaの主催でハイブリッドにより開催された。
【参加国】6ヵ国/36名
議長(伊藤丘,,JBMIA),CM(濱田信明、JBMIA/セイコーエプソン)
日本(13:小澁弘明[HoD,コンサルタント],大泉政浩、井出収,伊東昭博、吉田有佑[富士フイルムビジネスイノベーション]、澤田悦子[キヤノン],森本悦朗[リコー], 仲谷文雄、今河進、下村明彦、松重直樹、坂本竜太郎、川西縫衣子[JBMIA]),中国(4),韓国(10),米国(5),独国(1)、蘭国(1))
• 今回の総会でも,個別案件では特に大きく問題となる課題も無く、おおむね順調に議事が進行。伊藤国際議長と濱田幹事の連携も良く総会はスムーズに運営された(Appreciation Korea2023)。
• 今回は4年ぶりのハイブリッド(F2F+リモート)開催で接続もよく、矢張りF2Fならではの議論も活発で、場外意見交換・親交も行われた。
• また各WG会議も総会日程に合わせて並列開催された。
• なお、昨年より総会効率化の為、WG固有の決定事項はWGとして確認管理することにし、総会Resolutionには記載しないこととなっている。
• 次回第34回総会は2024年5月に米国で開催予定である(ハイブリッド)。
4. トピックス
昨年度、オフィス機器のセキュリティや環境関連等の持続可能性要求(Sustainability Requirements)領域に関わる規格のためにWG6を設立したが(コンビナ FJBI大泉主査)、順調な活動の結果、中低位機器のセキュリティに関するISOが発行された。
引き続き、新規案件として事務機器資源循環(3R)のNP化を決定した(Resolution Korea 5/2023)
引き続き、新規案件として事務機器資源循環(3R)のNP化を決定した(Resolution Korea 5/2023)
5. その他
事務機市場縮小傾向の中での活動の活性化、新規課題の発掘が課題である。参加企業は日本が大多数を占める中、さらに日本の意向を充分規格に反映させる活動体制が必要である。
6. 今後の主要課題
• 新テ-マの発掘とNP提案の促進(継続).引き続き日本がイニシアチブを取っていく.
• 制定された国際規格のJBMS/JIS化の推進(支援)
• 幹事国業務への支援
• 制定された国際規格のJBMS/JIS化の推進(支援)
• 幹事国業務への支援