標準化功績賞・貢献賞: 2026
本学会情報規格調査会規程により、2026年度は2026年5月21日に開催の第41回規格総会で受賞者に表彰状が授与されました。
標準化功績賞
石畑 清 氏
石畑氏は、1980年6月からSC 22の活動に参加され、SC 22専門委員会ならびにPascal,Ada,Cおよび言語共通の各WG小委員会の委員・幹事・主査を複数兼任して活躍されました。2005年1月から2025年1月までは、SC 22専門委員会の委員長を主導的かつ精力的に務められました。この間61回の国際会議に参加され、また C,Ada,JSON 情報処理用語(プログラミング)のJIS改正委員、SC 24/WG 4(言語結合)の委員なども歴任し、多くの技術上・編集上のコメントを出して積極的に貢献されました。
菊地 奈穂美 氏(沖電気工業株式会社)
菊地氏は、1995年度よりSC 7/WG 8小委員会に参画され、以降今日に至るまで30年間にわたりソフトウェア及びシステム技術分野の標準化活動を継続されました。2009年度からはSC 7/WG 6小委員会に参画され、業務・業界活動等で培った経験・知見に基づく提言を行い、ISO/IEC 25000 SQuaREファミリーの国際規格の制定に多大な貢献をされました。加えて、SC 7/WG 8及びSC 7/WG 6で策定された国際規格のJIS化に尽力され、ソフトウェア及びシステム技術分野の国際規格の国内での普及に貢献されました。
山田 茂史 氏(富士通株式会社)
山田氏は、2011年よりSC 37の活動に参加され、SC 37/WG 5小委員会およびSC 37/WG 1小委員会主査、 SC 37専門委員会委員および幹事等を歴任され、新しい規格の提案から国内外での委員会運営に15年に亘って尽力されました。特に、少ないデータや生成データを活用して、多様なシーンでの信頼性が高いバイオメトリック性能評価を可能とするISO/IEC 5152やISO/IEC 26247を主導することで、業界へ顕著な功績をあげられました。さらに技術及び業界から利用者に至る深い知見と洞察とともに、国際及び国内を俯瞰しての活動と功績は得難いものでした。
標準化貢献賞
岩下 英俊 氏
岩下氏は、プログラミング言語Fortranの次期国際規格に向けて、利用者が必要としていたgeneric subprogramの仕様を従来の案よりもずっと単純かつ自然な形で提案し、原案どおり採用に至るまで、何度もJTC 1/SC 22/WG 5およびINCITS/Fortranへの文書提出および会議出席を繰り返して精力的に貢献されました。また、その開発活動の過程でFortran利用者との交流の場をGitHub上に新たに設け、日本発の国際貢献を生む基盤を作られました。
鈴木 陽子 氏(日本電気株式会社)
鈴木氏は、2018年からSC 7/WG 6小委員会に委員として参加され、2021年からは幹事に就任し、日本が主導しているSC 7/WG 6におけるソフトウェア製品及びシステム品質の要求定義と評価に関する国際規格の制定に運営面及び技術面で貢献されました。加えてJIS原案作成委員会の幹事を務めたほか、ソフトウェア製品及びシステム品質の勉強会を開催し後進の育成に尽力されました。
早川 昭二 氏(富士通株式会社)
早川氏は、2003年11月の設立より21年に亘り 幹事として SC 37/WG 1小委員会の組織運営を主導するとともに、バイオメトリクス国際規格の基礎をなすISO/IEC 2382-37の開発のために国内外で献身的な貢献を続けてこられました。また当該国際規格に対応するJIS開発のために原案作成委員会の発足へ向けて幹事として尽力されるとともに、利用者や開発者など多様な委員メンバの意見をとりまとめJIS X 0037:2025発行に多大な貢献をされました。
薮田 和夫 氏
薮田氏は、SC 7/WG 4のエキスパートとして1985年から国際的議論に参画し、2011年からは国内小委員会の主査として委員会活動を主導されました。特に、ソフトウェア技術ツールの評価・選択ガイドラインであるISO/IEC 20741のプロジェクトエディタを務められ、さらにレビューツール(ISO/IEC 23396)、 課題管理ツール(ISO/IEC 23531)、ビルド・デプロイツール(ISO/IEC 20582)に関する3つの個別規格についてもプロジェクトエディタとして体系的な規格開発を主導されました。
