平成28年度

2016 年10月6日(木)に都市センターホテルにおいて,工業標準化に貢献した個人及び事業者に対する表彰が行われました.

経済産業大臣表彰

標準の策定や具体的な製品・サービスが特定の標準に合致しているかを評価する活動(適合性評価活動)等、工業標準化に顕著な功績があった方及び組織に対する表彰です.

本年度は,個人20名,1組織の受賞で,当調査会からは,2名が受賞されました.

三上 喜貴 氏 (長岡技術科学大学)

2000 年から現在までの長期にわたり符号化文字集合の委員会に参加し,その国際標準化に貢献を行うとともに,2010年からはISO/IEC JTC 1/SC2(符号化文字集合)国際議長を2期6年務め,委員会運営及びJTC 1総会対応の重責を担った.また、書籍の出版等を通じて、少数民族の文字や歴史的文字を含めた多言語・多文化情報社会実現の基盤を担う符号化文字集合の活動に対する国際社会の理解を広めることに貢献.  

山下 経 氏 (日立製作所)

18 年間の長きに渡りISO/IEC JTC 1/SC23(情報交換及び保存用ディジタル記録再生媒体)のWGコンビーナ,国内委員会委員長,国際議長(現職)を歴任し,光ディスク関連の国際標準化に尽力.特にJTC1/SC23の国際議長として他団体との協力関係を構築しながら多くの国際標準開発に貢献すると共に、スコープ拡張などJTC1/SC23の改革にも尽力.また,2012年からはEcma International の要職も兼務し,JTC1/SC23 のみならずJTC1/SC23 との良好な関係維持に尽力. 

産業技術環境局長表彰

標準の策定や適合性評価活動に貢献し,今後とも継続的な活動が期待できる方に対する表彰です.

本年度は,貢献者表彰21名,奨励者表彰7名,功労者表彰5名1組織の受賞で,当調査会からは,2名が貢献者表彰を1名が奨励者表彰を受賞されました.  

貢献者表彰受賞者: 知念 徹 氏 (ソニー株式会社)

ISO/IEC JTC1/SC29(音声,画像,マルチメディア,ハイパーメディア情報符号化)/WG11(動画像符号化)において,ISO/IEC14466-3/Amd.4の制定を主導し,22.2マルチチャンネル音響方式などの日本提案を反映.同23003-3の制定においても日本提案による技術の反映に尽力.日本における将来の高臨場感放送の実現という点において極めて重要であり,日本の産業界に貢献.  

貢献者表彰受賞者: 平林 光浩 氏 (ソニー株式会社)

ISO/IEC JTC1/SC29(音声,画像,マルチメディア,ハイパーメディア情報符号化)/WG11(動画像符号化)の扱う幅広いシステム技術領域において,日本の技術領域の第一人者として,主要な欧米企業との技術議論による日本提案の規格への反映を主導.上記規格群に対する日本の投票コメント作成においてもリーダシップをとり,SC29/WG11/SYSTEMS 小委員会の幹事として会議運営の活性化に貢献.  

奨励者表彰受賞者: 福島 茂 氏 (株式会社JVCケンウッド)

映像符号化に関する専門家として,ISO/IEC JTC1/SC29(音声,画像,マルチメディア,ハイパーメディア情報符号化)の国内委員を務める.ISO/IEC23008-2(HEVC)規格原案作成中は,参照メモリアクセス量の抑制技術について,日本提案を集約し国際的な調整を行うなど国際標準化推進に尽力.現在も引き続き映像符号化の専門家としてSC29国内委員を務めており,次世代規格の制定に貢献.