産業標準化表彰平成27年度
2015 年10月5日(月)に都市センターホテルにおいて,工業標準化に貢献した個人及び事業者に対する表彰が行われました.
経済産業大臣表彰
標準の策定や具体的な製品・サービスが特定の標準に合致しているかを評価する活動(適合性評価活動)等、工業標準化に顕著な功績があった方及び組織に対する表彰です.
本年度は,個人20名,2組織の受賞で,当調査会からは,2名が受賞されました.
本年度は,個人20名,2組織の受賞で,当調査会からは,2名が受賞されました.
浅井 光太郎 氏 (三菱電機株式会社)
映像符号化に係る国際及び国内の委員会に参加し技術提案を行って規格策定に貢献するとともに国内委員会幹事日本代表団長などを務め国内の意見集約及び運営に尽力また2006年以降,ISO/IEC JTC 1/SC 29(音声、画像、マルチメディア、ハイパーメディア情報符号化)の国際議長として標準化を牽引するとともに効率的な運営.日本のプレゼンス向上に尽力.自ら技術提案を行った標準及び議長として担当した標準は世界の映像音響機器やサービスに活用されており市場・産業の興隆へ多大な貢献
大蒔 和仁 氏 (東洋大学)
日本工業標準調査会情報技術専門委員会委員長として,我が国の情報技術のJIS化に貢献.またISO/IEC JTC 1 国内技術委員会の委員長を務め,多岐にわたる技術の国内意見の集約を図るとともに,JTC 1の年次総会では,日本代表団長を務め日本の意見の反映に尽力.また,JTC 1/SC 2(符号化文字集合)国内専門委員会などの複数の委員会の委員長を務め,文字コードの標準化を推進.
産業技術環境局長表彰
標準の策定や適合性評価活動に貢献し,今後とも継続的な活動が期待できる方に対する表彰です. 本年度は,貢献者表彰17名,奨励者表彰6名,功労者表彰2名の受賞で,当調査会からは,2 名が貢献者表彰を受賞されました.
貢献者表彰受賞者: 金子 格 氏 (東京工芸大学)
20 年にわたりISO/IEC JTC 1/SC 29(音声,画像,マルチメディア,ハイパーメディア情報符号化)及びSC 29/WG 11(動画像符号化)に専門家として参画し,その間,アドホックグループ議長にも歴任.また,国内委員会の主査,JIS化委員等も務め,シンセサイザー技術・音声合成技術・携帯グラフィックス技術・インターネット配信技術など,多様な背景の国内企業・研究機関からの広範な提案の調整,取りまとめを行い,標準化に貢献.
貢献者表彰受賞者: 伏見 諭 氏 (一般社団法人情報サービス産業協会)
ISO/IEC JTC 1/SC 7(ソフトウェア及びシステム技術)のWG 24(小規模組織のソフトウェアライフサイクル)において,日本の主査としてプロセス改善をガイドする規格の制定を提案.さらに,各産業分野で小規模企業がソフトウェア信頼性に資するプロセス基準を設定しやすいようにする規格の制定をエディタとして推進するなど,国際標準化に貢献.また,ISO/IEC JTC 1/SC 27(セキュリティ技術)向け特別リエゾングループを長年統括し,ソフトウェア技術とセキュリティ技術の連携を国際的に強化・推進.