標準化功績賞・貢献賞: 2017

本学会情報規格調査会規程により,2017年度は2017年5月23日に開催の第32回規格総会で,受賞者に表彰状が授与されました。

標準化功績賞

込山 俊博氏 (日本電気株式会社)

込山氏は,1992 年から 2014 年まで 22 年間の長きにわたり,ISO/IEC JTC 1/SC 7/WG 6 国際セクレタリ及びSC 7/WG 6 小委員会幹事として活躍されました.更に 2015 年からは SC 7/WG 6 コンビーナを務め,その間 ISO/IEC 9126 シリーズ,14598 シリーズ,ISO/IEC 25000 SQuaRE シリーズなどシステム及びソフトウェアの品質に関連する国際規格制定と 質向上に多大な貢献をされました.

櫻井 義人氏 (株式会社 日立製作所)

櫻井氏は,2006 年から 11 年の長きにわたり規格役員を務め,JTC 1 総会にも 2007 年からの 9 年間毎年参加されました.また JTC 1/WG 7 をはじめ多数の JTC 1 直下のグループへ日本から唯一人参加し, 時宜を得た潮流づくりに貢献されました.さらにITU-T など国内外の関連団体と情報規格調査会の連絡役としても活躍し,日本の ICT に関わる国際標準化活動の活発化とプレゼンス向上に大きな役割を果 たされました.

鈴木 健司氏 (東京国際大学)

鈴木氏は,1984 年より現在までの 31 年間の長きにわたり,データベースの標準化活動に多大な貢献をされました.1998 年までは SC 21/WG 3 の主査としてデータベース言語 NDL 遠隔データベースアクセスRDA 概念スキーマモデル機能CSMF の開発に貢献されました.また 1998 年から SC 32 専門委員会に参加され,2008 年からは委員長として SQL マルチメディア及び適用業務パッケージ SQL/MM の国際規格開発に多大な貢献をされました.

標準化顕功賞

中尾 好秀 氏

中尾氏は,JTC 1/SC 35 の前進であるSC 18/WG 9時代から委員会活動に参加し,SC 35 設立に際しては中心的なメンバの一人として活躍されました.またSC 35/WG 4 コンビーナを 15 年間にわたり務め,ペンによる文書編集インタフェースなどモバイルデバ イスに関する日本提案の8件の国際規格制定に寄与 し,ユーザインタフェースの国際標準化における日本のプレゼンスを示すことに大きく貢献されました.

橋本 惠二氏

橋本氏は,2006 年から SC 7/WG 7 小委員会の委員として,システム及びソフトウェアのライフサイクルに関する国際規格及び JIS の開発に尽力されました.特に要件定義プロセスの国際規格 ISO/IEC/IEEE 29148 の開発ではコエディタを務められ,日本の産業界の知見の反映に大きく貢献されました.またISO/IEC/IEEE 29148 の JIS 化(JIS Ⅹ 0166)に際しては JIS 原案作成委員会の委員長を務められ,さらに JIS 規格発行後はその普及活動にも熱心に取り組まれました.

福地 豊氏

福地氏は,2001 年から SC 7/WG 10 小委員会の委員及び幹事並びにSC 7 専門委員会の委員を務められました.この間国内はもとより国際会議にも毎回出席され,日本の意見の反映に尽力され,ソフトウェアプロセスアセスメントに関する国際規格及び JIS 規格の開発に多大な貢献をされました.特に 2011 年から 2013 年には ISO/IEC 33014(プロセス改善のガイド)のコエディタを務められ,日本の産業界の意  見・知見を踏まえた国際的に評価の高い規格制定に大きく貢献されました.

標準化貢献賞

青木 秀一氏 (日本放送協会)

青木氏は,SC 29/WG 11/SYSTEMS 小委員会の幹事としてマルチメディア伝送技術の国際標準化に 貢献されました.ISO/IEC 23008-1 MPEG Media Transport(MMT)ではコア実験コーディネータやプロジェクトエディタを務め,ISO/IEC 23008-13(M MT実装ガイドライン)では日本の 4K・8K 放送システムの情報を記載するなど規格成立と日本の情報発 信に尽力されました.

石川 孝明氏 (早稲田大学)

石川氏は,SC 29/WG 1 小委員会の主査として静止画像符号化の国際標準化に貢献されました.国際会議にも継続して参加され JPEG XT Box file format(ISO/IEC 18477-3),JPEG ファミリー規格のパッケージング(ISO/IEC TR 19566-1)及び伝送ガイドライン(同 TR 19566-2)ならびに JPEG 2000 のメンテナンス(ISO/IEC 15444-1/Cor3 及び 4)においてプロジェクトエディタを務めこれらの規格成立 に大きく貢献されました.

榎本 義彦氏 (日本アイ・ビー・エム株式会社)

榎本氏は,2011 年から SC 7/WG 27 小委員会に委員として参加し,2013 年からは同委員会の幹事として活躍されました.その後 2014 年に再編されたSC 40/WG 3 小委員会において幹事及び国際セクレタリを務められ,プロジェクトの解散という危機に瀕 した ISO/IEC 30105 の規格開発を強力に推進し, 2016 年の国際規格の発行に多大な貢献をされました. また,特定の BPO サービスプロバイダー実装に依存しない汎用性のある国際規格の開発に尽力されました.

大橋 剛和氏 (富士通株式会社)

大橋氏は,SC 7/WG 6 小委員会に約 7 年間にわたり積極的に参加され, 日本提案による ISO/IEC 25022-23 及び-24 などの原案作成の審議に実際の業務経験に基づく有益なコメントを提示し多大な貢 献をされました.2014 年からは SC 7/WG 6 小委員会の幹事として,更に 2016 年 11 月に日本が招致した SC 7/WG 6 沼津国際会議においては,審議参画に加え,会議の準備から事後処理までの運営を取り仕切り,会議の成功に大きく貢献されました.

河合 和哉氏 (独立行政法人 情報処理推進機構)

河合氏は,2008 年から SC 31/WG 6 小委員会に参加し,主査として国内意見のとりまとめに尽力されました.2011 年から 2016 年までは SC 31 専門委員会の委員長として委員会の運営と規格化審議に大き く貢献されました.また 2014 年からは情報規格調査会の副委員長として 2015 年からは JTC 1/WG 10 インターネットオブシングス小委員会の主査として 当会の運営に多大な貢献をされました.

岸 知二氏 (早稲田大学)

岸氏は,2008 年 2 月から現在まで SC 7/WG 4 小委員会の委員としてプロダクトラインに関する国際標準化の開発・審議に尽力されてきました.ISO/IEC 26550 の策定及び改定においてはコエディタとして, 実務者にとってわかりやすい規格になるよう多くの修正を行いました.他のプロダクトライン関連規格においても国内の状況を国際規格に反映するために改善コメントを提出するなどの多大な貢献をされました.

坂本 静生氏 (日本電気株式会社)

坂本氏は,10 年にわたり SC 37/WG 3 小委員会に参加し,幹事及び SC 17 からの国内リエゾンとして円滑な委員会運営に貢献されました.さらに顔照合の研究開発及び実務経験に基き顔画像交換フォーマッ ト(ISO/IEC 19794-5)の第 1 版及び第 2 版策定に尽力し,また第 1 版が世界各国政府のパスポート発給に利便性良く参照可能とするための統合版発行に貢 献されました.加えて当該規格の後続規格 ISO/IEC 39794 シリーズを発展的かつ将来互換維持可能な仕組みとする国際提案に多大な貢献をされました.

清水 裕子氏 (株式会社 東京システムリサーチ)

清水氏は,ISO/IEC 30105(IT を使ったビジネスプロセスアウトソーシング ITES-BPO)に関し新規提案から発行に至るまでのプロジェクト開発に中心 となって取り組まれました.特に ISO/IEC 30105-3の開発においてはコエディタとして携わり 2011 年のパリ会議を皮切りに数多くの国際会議に出席され ました.また SC 7/WG 27 小委員会の主査として委員会活動を推進し日本から国際セクレタリを就任さ せる等の体制強化にも多大な貢献をされました.

平林 光浩氏 (ソニー株式会社)

平林氏は,SC 29/WG 11 システム小委員会の幹事として MPEG(ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11)のアダプティブストリーミング規格および関連規格のファイルフォーマット規格の策定に貢献されました. 本規格は主要な動画配信サービスや放送関連規格に採用され,産業界の発展に大きく貢献しました.

前田 充 氏 (キヤノン株式会社)

前田氏は,SC 29/WG 11/Video 小委員会及びMPEG-4 小委員会に参加され,ISO/IEC 14496-2(MPEG-4),14496-10(MPEG-4 AVC),23008-2(MPEG-H HEVC)の国際標準化に貢献されました. 電波産業会 IMT-2000 研究委員会では MPEG-4 伝送を検討され,当該規格の普及にも尽力されました.また SC 29 専門委員会では幹事として円滑な運営・調整に多大な貢献をされました.